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Channel: ジャックの談話室
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エチオピア周遊(1)

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3週間ほどかけてエチオピアを旅行してきました。

エチオピアは今回が初めてでしたが、以前から行きたいと思っていた国でした。

エチオピアは一応、ブラックアフリカに分類されていますが、ほかのブラックアフリカ諸国とは大きく異なる国です。

まずエチオピアは長い歴史を持つ国です。

伝説によると、紀元前10世紀頃、当時、現在のエチオピアとイエメンを治めていたシバ王国の女王が大勢の随員を伴ってエルサレムのソロモン王を訪れて、帰国後、ソロモン王の子供を産みます。

その子供が初代エチオピア国王のメネリク1世になったといわれています。

メネリク1世の血を引くといいわれる最後の皇帝、ハイレ・セラシエが1974年に軍事政権によって廃位させられるまで、エチオピアの皇室は日本の皇室よりも歴史が長い世界一古い皇室だったのです。


またエチオピアは周辺をイスラム国に囲まれているにもかかわらず、キリスト教が優勢です。

サハラ以南のブラックアフリカのキリスト教徒は19世紀の西洋列強による植民地化の結果、宣教師によって改宗させられた人間が多いのですが、

エチオピアの場合は、キリスト教は直接、エルサレムから伝わり、キリスト教が国教となったのもアルメニアに次いで世界で二番目で、ローマよりも早いのです。

エチオピア正教会と呼ばれるこのエチオピアのキリスト教は、エチオピアを中心に3600万人の信者がいるといわれ、現在でもエチオピアでは多くの人々が信仰しています。

さらに人種の上でもエチオピアは独特です。

エチオピア人の多くは、セム族(アラブ)とハム族(黒人)の混血で、端正な顔立ちをしていて、肌の色はサハラ以南の黒人ほど黒くはなく、髪の毛もそれほど縮れていません。

そのため、エチオピア女性には美人が多く、かって奴隷貿易華やかなりし頃はエチオピア女は一番高値で取引きされたそうです。

現在でも、エチオピア出身や隣国の人種が同じソマリア出身のスーパーモデルは多いです。

エチオピア国内には80以上の民族がいるといわれ、特に南部には伝統的な衣装(裸を含む)に身を包んだ少数民族が多数、住んでいます。

またエチオピアは世界から長らく孤立してきたせいか、独自の習慣が残っています。、

たとえば、エチオピア暦では一年は13か月あり、今年は2015年ではなく、2007年です。

またエチオピア時間は、西洋時間より6時間ずれています。

つまり、西洋時間の午前0時はエチオピア時間では午前6時になります。

アルバミンチの空港では、ボーディングパスに記載されている時間は西洋時間なのに、壁にかかっている時計がぜんぶエチオピア時間になっていたので戸惑いました

そのほか、エチオピアでは、エチオピア料理もエチオピアン・ポップスもエチオピアン・ダンスもすべて独特です。

好き嫌いは人によって分かれると思いますが。

またエチオピアはコーヒー産地で、茶道ならぬコーヒーセレモニーがあります。

☆観光
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エチオピアの観光地は、大きく北部と南部に分かれます。

北部は1世紀から7世紀にかけて栄えたアクスム帝国の首都であったアクスム、中世の王国時代のお城や宮殿が多数残っているゴンダール、

青ナイルの水源のタナ湖畔の町、バハル・ダール、岩窟教会で有名なラリベラの4か所を結ぶルートが歴史巡回ルート(Historical Circuit)としてエチオピア観光局によって宣伝されています。

私は今回は、南部を重点に回ったので、北部ではアクスムとゴンダールはスキップして、バハル・ダールとラリベラだけを訪れました。

南部は様々な伝統衣装に身を包む少数民族の村々をめぐるのが主要な観光なります。

そのほか、特異な景観や塩のキャラバンが見られるダナキル砂漠など観光的見所は多いです。

続く


本日のつぶやき

去年の6月、青山の某結婚式場で派手で悪趣味な結婚式を挙げた男同士のカップル。半年で離婚して、現在はからかわれるのが嫌で二丁目にも出られず、引きこもり状態だとか。
まぁ、ホモの結婚なんてこんなもんでしょう。

http://www.huffingtonpost.jp/2014/07/29/lgbtwedding_n_5632337.html

この結婚式の二人をみて号泣したリブ釜がいたそうだけど、今、どんな気持ちか訊いてみたいです。


つぶやき2

ゲイのための代理出産と卵子提供セミナー、ぞくぞくと反響をいただいています!by 東小雪(渋谷区同性パートナーシップ証明書受領第1号のレズ、2号以下はいない)

儲ける気、満々ですな。

つぶやき3

帰路のドバイ→上海の中国東方航空のフライト、途中、昆明で機体変更で、飛行機を降りたんだけど、中国人の乗客はすぐに新しい機体に移れたのに、われわれ15人の外国人乗客だけがしばらく昆明空港で足止めされた。
外国人乗客は私を除けば全員、中東系。多分、テロ防止のために身元のチェックをしていたんだろうと思う。
中に一人、きれいな女性がいたので話しかけてみたら、アフガニスタンから来たんだって。
「最近のアフガンはどう?」
「まあまあよ、大統領は二人いるけど(笑)」
最近、大統領選挙があって、負けた方の候補者が負けを認めず大統領を名乗ってるんだって。
彼女は上海からサンフランシスコに向かうとか。
みんなたくましく生きてます。



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