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Channel: ジャックの談話室
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エチオピア周遊(3)

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☆ 関空からドバイまで

今回のエチオピア旅行で利用したエアラインは、関空→上海→ドバイ往復が中国東方航空、ドバイ→アディスアベバ往復がガルフエアーという組み合わせでした。

これが一番安かったからですが、中国東方航空は3年ほど前、バンコクに行くのに使ったことがあって、意外と悪くないという印象を持ちました。

機材は新しいし、CAは長身の美女を揃え、愛想も悪くありません。機内食もまあまあです(但しアルコール飲料はなし)。

中国のエアラインというと、中国人の乗客がうるさく騒ぐというイメージがありますが、中国東方航空のフライトでは、なぜか中国人の乗客はおとなしいのです。

唯一のネックは往きで乗り継ぎのために上海で1泊しなければならないことでしょうか。

私は上海はこれまで行ったことがなかったので、乗継ぎで一泊するついでに上海の観光でもしようかと呑気に考えていたのですが、

実際には夕方上海の浦東空港について、市内に予約していたホテルに行くのに片道2時間以上かかり、

翌朝は、朝早く起きて地下鉄で空港に向かったので、観光している暇はまったくありませんでした。

それでも上海に一泊しただけで、中国がいかに出鱈目で、いい加減な国であるかはよくわかりました。


予約していたホテルに行ったら、フロントの人間に「部屋はない。ほかのホテルに行け」といわれたのです。

ちゃんと予約サイトを通じて予約し、デポジットまで払っているにもかかわらずです。

また態度も横柄で、スミマセンのスの字もいいません。

すったもんだの挙句、なんとか部屋を用意させて、泊まることができたのですが、「中国の常識は世界の非常識」という格言を身をもって味わったのでした。

上海は一面、灰色のスモッグに覆われていました。

日本ではよく北京の大気汚染がニュースで取り上げられますが、上海の大気汚染も相当のものです。

これらスモッグは風に乗って日本まで流れてくるのでしょう。

本当にはた迷惑な国です。

翌日、上海からドバイへ飛んだのですが、途中、昆明で機体の変更があり、昆明の空港で飛行機を降りたら、空港から青空が見えて感動しました。

大気汚染はまだ昆明までは及んでいないようです。

以前、日本にやってきた中国人観光客が「日本は青空があるので良い」といっていたのを聞いて、「なにをオーバーなことをいってる」と思ったのですが、中国にいると青空がいかに貴重であるかよくわかります。

上海から10時間以上かかってドバイに着いたのは現地時間の午後7時過ぎ。パスポートコントロールは長蛇の列です。

やっと自分の番になって、ブースのところまで行くと白い長衣をきて、白い頭巾を被ってわっかをはめている髭面の入国審査官がいました。

彼がチェックを終えたパスポートを私に返して、私がそれを受け取ってブースを離れようとするとき、彼がにやにや笑いながら私に向かって、「バイバイ、ジャパン」と呟きました。

最初なんのことかわからなかったのですが、思い出しました。

去年の1月、サッカーアジア杯で日本とUAE(アラブ首長国連邦)が準準決勝を戦ってPK戦の末、UAEに敗れたのですが、そのとき、ドバイのサポーターが「バイバイ、ジャパン」と合唱していたのです。

髭面の入国審査官はそのことを知っていて、わざとその言葉を使って私をからかったのです。

悪い冗談だと思いますが、この親父は日本人にはみんなこの言葉をかけているのでしょうか。

この親父だけでなく、ドバイの空港のパスポートコントロールの審査官のレベルの低さには驚きました。

帰途にやはりパスポートコントロールの列に並んでいたとき、私の列だけが遅々として進まず、いったいどんな人間が審査官をやっているのだろうと思っていたら、

志村けんのバカ殿様のような太い長方形の眉を描いて、3センチもあるようなつけ睫をした黒人のオバハンで、隣りに座っている女とのおしゃべりに夢中で、ちっとも仕事が捗らないのです。

ほかにもやる気なさそうな審査官が多く、それでいつもパスポートコントロールの前には長蛇の列ができているのです。

ドバイ政府は観光客の誘致に熱心だそうですが、まずこういうところをなんとかすべきでしょう。

特にドバイは乗り継ぎ客が多いので、パスポートコントロールで時間を取られると、次の便に乗り遅れる可能性があるのです。

ようやくパスポートコントロールを通過して、空港に乗り入れているメトロへ。

乗り継ぎの関係で、ドバイに一泊するのです。

メトロの切符売り場でチケットを買って、改札を通ろうとしたのですが、うまくいきません。

ICチップの入っているチケットを改札機のパネル部分にタッチさせれば改札のバーが開く筈なのですが、うまく要領が掴めず、中々開かないのです。

困っていたら陽気なフィリピ―ナの二人組がやってきて手伝ってくれました。

そのまま彼女たちと一緒に車両に乗り込んだら、乗客は女性ばかり。

間違って女性専用車両に乗ってしまったようです。

一緒に乗るように手招きしたのはフィリピ―ナなのですが。

あらためて車中の乗客を見ると、フィリピ―ナに加えて派手な化粧をした黒人女性、子供連れのインド人女性、中国系の女性と見事なまでに外国人ばかりです。

地元のアラブ女性はメトロには乗らずに車で移動するのでしょうか。

予約しているサフランホテルの最寄りの駅、アル・リガで下車して、タクシーを捕まえたのですが、ホテルは目と鼻の先にある筈なのに、遠回りして20ディルハムもボッたくられました。

サフランホテルは、典型的なビジネスホテルで、宿泊料金は一泊9000円ちょっと。

ドバイはホテル代が高いので、これでも安い方です。

フロント係はインド人。ほかのホテルのスタッフも全員、ドバイ以外の中東諸国やインドあたりからの出稼ぎのようでした。

部屋のバスルームには小さいけれどバスタブが付いていて、お湯が出ました。

続く

本日のつぶやき

東小雪
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つぶやき2

自分がホモであることを自覚した10代の頃

「やっぱり、自分は選ばれた人間なんだ」と思った。。。(笑)


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