最近、LGBTトイレについての議論が巻き起こっています。
本当にトイレで困っているのは誰かという実態を十分に把握することなく、LGBTトイレという言葉だけが一人歩きしている現状に多くの当事者が違和感を抱いたり、疑問を感じているのです。
LGBTと一口にいっても、レスビアンとゲイ、バイセクシュアルとトランスジェンダーでは抱えている問題がそれぞれ異なり、
トイレのような具体的な事柄については個別に対応すべきなのに、LGBT利権獲得を狙う活動家たちがLGBTという言葉を使用することに頑なにこだわるせいで、問題の本質が見えにくくなっているのです。
先日、LGBT利権団体のひとつである虹色ダイバーシティがトイレメーカーと組んで「性的マイノリティとトイレフォーラム」なるイベントを開催したそうですが、
「性的マイノリティ」という言葉もLGBTと同様、曖昧な言葉で、現実にトイレで問題を抱えているのはTのトランスジェンダーだけなのだから、
はっきりと「トランスジェンダーとトイレフォーラム」とすべきなのにそうせずに、
「LGBTにフレンドリーなトイレ」などと言い出すから、わけが分からなくなってしまうのです。
トイレの問題だけでなく、この間、話題になったコナミスポーツの更衣室の使用問題にしろ、活動家たちが「LGBTの問題」として語る事例の多くは、実際にはトランスジェンダーしか関係していないものが多く、
その結果、LGBT=トランスジェンダーであるかのような誤解が一般に広がり、「LGBTとは性同一性障害のことです」などと自治体のLGBT研修テキストに書かれてしまうのです。
我々、当事者にとっては自明のことですが、LGB、すなわち、レスビアン、ゲイ、バイセクシュアルはトイレに関してまったく問題を抱えていません。
そのため、LGBTトイレという名称はまったく現実に対応しておらず、このような誤解を生む呼称は使用すべきではないと考えるのですが、
なんと丸井デパートが「LGBTトイレ」という名称そのままのトイレを設置したそうです。
ダイバーシティ経営におけるLGBT対応 マルイは「SDGs」「ダイバーシティ&インクルージョン」で「新しいCSR」を実現できるか
意味不明のカタカナ言葉が頻出する、何をいいたいのかよく分からない記事ですが、書いているのは産む産む詐欺のレズカップルの片割れの増原裕子で、
丸井は「LGBTフレンドリーを標榜すれば客が増えますよ」というこの詐欺女をはじめとするLGBT利権屋の口車に乗せられてこんなトイレを作ってしまったのではないでしょうか。
ただこのLGBTトイレは、増原のような利権屋を除く一般当事者には大変、不評だということを丸井は知るべきだと思いますね。
前述したように、LGBに相当するレスビアン、ゲイ、バイセクシュアルは、生まれつきの性別のトイレを使用することに何の支障もありません。
それにも関わらず、LGBという文字を組み込んだ専用トイレを作るということは、LGBが普通のトイレを使用するのを禁止するつもりなのかという反発の声が上がっているのです。
Tのトランスジェンダーについても、いわゆるパス度の高い当事者は、これまで希望する性別のトイレを利用してきてなんの問題もなかったのにも関わらず、LGBT専用トイレを使用するように指示されるのは納得がいかないでしょう。
また本来、このようなトイレを必要とすると考えられるパス度の低いトランスジェンダーも、LGBTという文字や虹色マークの付いたトイレに入ることは、
トランスであることをカミングアウトすることにつながるために、このようなトイレの使用に躊躇してしまいます。
その結果、LGBT当事者のだれもがこのようなトイレを使わないという結果になりかねないのです。
LGBT利権屋に唆されて、LGBTトイレを作ろうと考えている企業や自治体は、本当にこのようなトイレのニーズがあるのか、いま一度、立ち止まって考えてみるべきです。
前述したようにLGBにはそのようなニーズはまったく存在しないし、トランスジェンダーについても、
彼ら彼女たちが求めていたことは、自認する性別のトイレを使用する権利であって、自分たちを隔離するトランスジェンダー専用のトイレを作ることではなかった筈です(「男と女の間で」を参照)。
トランス当事者でさえ、このようにいっているにも関わらず、欲に目がくらんだLGBT利権団体とトイレメーカーは、
トランスだけでなくLGBT全体が専用トイレを望んでいるかのような嘘八百をまき散らし、
その結果、丸井のような馬鹿な企業が騙されて、誰も利用しないLGBTトイレなるものを作ってしまうという滑稽なことが起こっているのです。
パス度の低いトランスジェンダーが男女別トイレの使用に不便を感じていることは否定しません。
自分が希望する性別と外見が完全に一致しないトランスジェンダー、たとえば本人は女性を自認していても、客観的には女装のオッサンにしか見えないトランスジェンダーが女性用トイレに入ってきたら、
そのトイレを利用する一般の女性たちは彼を不審の目で見て、下手すれば痴漢として通報されてしまう恐れがあります。
しかしこのような問題を解決するのはムツカシイことではありません。
下の写真のように車椅子のマークが付いている従来の身障者用トイレに男性と女性を表す絵文字のプレートを付けて、身障者トイレ+男女兼用トイレにしてしまえばよいのです。
LGBTという文字や虹色マーク、ズボンの男性とスカートの女性を組み合わせた男女合体の絵文字など、性的少数者を意味するマークや絵文字を使わないことです。
前述したようにこのような絵文字やマークの付いたトイレは、利用する当事者にカミングアウトを強いることになり、結果的にトイレの利用者を減らしてしまうことになるからです。
私はこれが一番簡単かつ実際的で費用もかからないベストな解決策だと思うのですが、この解決策では、LGBTトイレで一儲けを企むLGBT利権活動家やトイレメーカーは利益を得られないので、彼らは賛成しないでしょうね。
本日のつぶやき
合掌!
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