NHKは昨今のLGBTごり押しの一翼を担っていて、タイトルにLGBTを冠したくだらない番組を量産していますが、LGBTという言葉を一切、使わないこの番組は面白かった。
内容は、上記の4人がサベツや偏見と闘いながら、いかにして現在の地位を築いたかという話で、最初に登場するのは、美容師のIKKOです。
彼は北九州筑豊で生まれ、高校を卒業後、美容師になるために美容学校で学び、その後、横浜の有名美容院で8年間、修行したといいます。
最近、LGBTを自称する連中は二言目には「ありのままの自分で生きていきたい」といいます。
彼らのいう「ありのままの自分」がなにを意味するのか、もうひとつよく理解できないのですが、IKKOは働き始めて何年か経って、美容院のオーナーで師匠の美容師に「メイクをして働きたい」といったそうです。
もしかしてIKKOにとってメイクをした自分が「ありのままの自分」だったのかもしれません。
しかし美容院のオーナーは旧式な考え方の持ち主で、その申し出に激怒したといいます。
そして「メイクして働きたいのであれば、3か月間、毎月100万円以上の売り上げを達成しろ。そうしたら認めてやる」といったそうです。
そういわれたIKKOは、頑張ってそのノルマを達成したといいます。
このエピソードはなにを物語っているのでしょうか?
「ありのままの自分」を周囲に認めさせるには、それだけの実力が必要だということです。
その実力をつけるために、IKKOが大変な努力をしたことはいうまでもありません。
オネエであろうがなかろうが、日本では、頑張って結果を出せば正当に評価されるし、それにふさわしい富と名声が得られるのです。
次に紹介されるのはタレントのはるな愛です。はるな愛は子供のころから女として生きたいと願っていて、アイドル歌手になるのが夢だったといいます。
番組では、はるな愛が中学生くらいのときに女装して歌っている映像が流れましたが、本当に可愛らしい女の子といった感じで、男の子にはまったく見えませんでした。
彼女は希望どおり、芸能界に入ってアイドル歌手を目指すのですが、あるとき、ニューハーフの大先輩であるカルーセル麻紀に「アイドル歌手になりたい」といったら、
「お前はニューハーフがなにを意味するのかわかってない」と怒られて、それから相手にされなくなったそうです。
その後、はるな愛はアイドル歌手として活動を続けるのですが、中々、芽が出ません。それで方向変換して、それまで隠してきた男の部分を出して笑いをとるようになったら人気がブレークしたといいます。
ブレークしてしばらく経って、あるテレビ番組に出演して楽屋に戻ったら留守電に「おめでとう。よく頑張ったね」とカルーセル麻紀のメッセージが入っていて、嬉しくて泣いたそうです。
カルーセル麻紀がアイドル歌手になりたいといったはるな愛になぜ怒ったかというと、ニューハーフが本物の女と競争しても意味がない、ニューハーフはあくまでもニューハーフという土俵で勝負すべきだと考えていたからでしょう。
ニューハーフの魅力というのは両性具有であることで、外見は美しい女性なのに突然、乱暴な男言葉をつかったりするところが面白いわけで、
整形その他で外見が本物の女に限りなく近づいたとしても、それだけでは傍からみて面白くもなんともないのです。
カルーセル麻紀は、性転換手術を受けて「これで女になれた」と喜んでいる若いニューハーフに「元男であることを忘れてはいけない」と忠告するそうです。
彼女は1973年にモロッコにいって性転換手術を受けたその道のパイオニアで、長年「女」をやっているから、男が女になることのムツカシさをよく知っているのでしょう。
男から女への性転換手術を受けたからといって本物の女になれるわけではありません。
偽物の女性器を得られるだけで、細胞の染色体はXYで変わらず、生物学的には男のままなのです。
カルーセル麻紀は性転換手術を受けた若いニューハーフで自殺する子が多いといっています。
私の知り合いのニューハーフも、性転換手術で睾丸を除去するとホルモンのバランスが崩れて極度の鬱になって自殺する人間がいるといってましたが、
そのような身体の不調による鬱だけが原因でなく、性転換手術さえすれば女になってシアワセに生きていけると思い込んでいたのが、
実際に手術して戸籍の性別を女に変更しても、人工の膣ではセックスしても快感は得られないし、もちろん子供も産めない、
やっぱり自分は偽物の女でしかないと思い知らされて悲観して自殺するケースもあるような気がします。
それでカルーセル麻紀は、自分が元男であることを忘れるな、つまり生まれつきの女と同じようになれるとは思うな、と忠告しているのではないでしょうか。
最後に登場するのはファッション評論家のピーコです。
番組ではピーコは次のように語っています。
「ゲイにはクリエイティブな才能の持ち主が多い」などと根拠もなく吹聴し、個々の当事者が抱える事情を無視して「ゲイはカミングアウトすべきである」と主張する、
最近、目立ってきている意識高い系ゲイリブをピーコは批判しているわけです。
ピーコもおすぎもこれまでゲイリブの活動には一切、関わってきていませんが、あんな馬鹿な連中、アホらしくて相手にする気になれないのでしょう。
これら4人に共通しているのは、みんな明るいということです。
これまでサベツされたり、イジメを受けたりして辛いこともあっただろうけど、愚痴や泣き言は一切、いわない。
自分が女っぽいオトコに生まれたことを否定的にみないで肯定的に捉え、前向きに生きているのです。
そして、自分の得意な分野の仕事で実力を発揮して周囲から認められ、オネエであることをマイナスのイメージからプラスのイメージに転換しているのです。
彼らは全員、オネエという看板を下ろしても食べていける実力の持ち主です。
IKKOは美容師としての名声が確立しているし、はるな愛はタレント業の傍らレストランを何軒も経営しているといいます。
カルーセル麻紀は70歳を過ぎても現役で仕事をして、若いニューハーフたちから頼られる存在になっているそうだし、ピーコもファッション評論家として認められています。
LGBT活動家とかLGBT講師という自称の肩書を外したら、ただのプータローでしかないオナベたちとは違うのです。
最後に「今度、生まれ変わったら、男に生まれたいか、女に生まれたいか」と訊かれて全員「今の自分と同じホモかオネエに生まれたい」と答えるのが印象的です。
IKKO「またIKKOとして生まれたい」
はるな愛「ただの男でも、女でもつまらないから、また今の自分に生まれ変わりたい」
ピーコ「ホモに生まれたい」
カルーセル麻紀「またニューハーフに生まれたい、あたしは自分の人生にまったく後悔はない」
この番組、再放送されるかどうか分かりませんが、若いホモやニューハーフに是非、見てほしいです。
本日のつぶやき
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Yahoo!ニュース特集 2/21(火) 12:57
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6230789
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