ソウルの日本大使館前に設置されている慰安婦を象徴する少女像が日韓合意で撤去されるどころか、そのまま放置され、あらたに釜山の日本総領事館前にも同じ少女像が設置されるといった風に、
日本側の抗議にもかかわらず、少女像は減るどころか、韓国各地で増え続けていて、現在では韓国全土で50体に上る少女像が設置されているそうです。
朴槿恵大統領がよくわからないスキャンダルで弾劾を受けて職務停止になり、政権が完全にレームダック化していているのをいいことに、北朝鮮がバックにいる民間団体がやりたい放題しているということらしいですが、
韓国の国民はこれら少女像を日本人がお地蔵様を拝むように崇拝し、少女像をかたどったブレスレットやバッグ、バッジ、ペンダントなどのキャラクターズグッズまで販売されて、人気を集めているといいます。
売春婦を崇拝するなんていかにも韓国人らしいといえなくもありませんが、その一方で、わざわざ日本に遠征してきて地方の仏像やお稲荷さんを壊しまくる韓国人まで出てくる始末で、狂気の沙汰というしかありません。
先日、オーストラリアで慰安婦像の設置を推し進める中韓反日団体と闘っている在豪日本人の団体、Australia-Japan Community Network (AJCN)の代表である山岡鉄舟氏がiRONNAというウェブサイトに寄稿された下記の文章を読みました。
なぜ韓国人は「慰安婦像」をむやみに設置したがるのか
http://ironna.jp/article/5067
この記事で、山岡氏は2015年末に締結された日韓合意を、
「慰安婦20万人強制連行と性奴隷化」という朝日新聞と吉田清治のペアが世界中にまき散らした亡国プロパガンダを、日本政府が自ら歴史的事実として確証した大失態である
と非難していますが、オーストラリアで中韓の反日団体と闘ってきた山岡氏のような民間の有志から見れば梯子を外されたのも同然で憤慨するのも無理はありません。
山岡氏によると、この日韓合意はアメリカの圧力によって実現したもので、そのシナリオは、オバマ政権大統領補佐官のスーザン・ライス主導で書かれたそうですが、
米国政府と膝を詰めて議論して双方が納得いくシナリオを練らなくてはならなかったのに、与えられたものを丸飲みにしてしまったのは、アメリカ追従もいいところだと批判しています。
この日韓合意は韓国側の言い分を殆ど丸飲みしたものであるにもかかわらず、韓国通の識者は口を揃えて韓国はそのうちこの合意を反故にするだろうと予言していました。
慰安婦問題が解決してしまったら、慰安婦をネタにゆすりたかりを行って日本から金を絞り続けることができなくなるからというのがその理由で、
その期待(?)を裏切らず、韓国では次期大統領候補は揃ってこの日韓合意の破棄を公約しているそうです。
山岡氏は、そもそも韓国政府は最初からこの合意を順守する気など毛頭なく、次のように考えていた筈だといいます。
・民間の反日活動を放置し、日本が如何に酷い国かを世界にアピールする。
・無条件で10億円を払うのが当然だという国際世論を醸成する。
・マスコミを誘導し、ロビーイングを強化する。
・大使館前の慰安婦像は民間が設置したので政府には何もできないのに、日本政府は撤去が10億円拠出の条件であるかのような理不尽なことを言うので活動家の説得に失敗したと主張する。
・日本政府が10億円払えばしめたもので、韓国側の約束は履行せず、民間の反日活動を放置して合意を骨抜きにする。ユネスコにも民間主導で申請する。
・これまで通り、裏から民間の反日活動を支援する。
結局、彼のいうとおりになったのですが、10億円払ったら、韓国側が慰安婦像の撤去に努力すると信じたとしたら恐るべきナイーブさだ。
10億円もらったら「努力すると言っただけで、撤去するとは約束していない」と言って逃げるに決まっているではないか、と山岡氏はいいます。
現在、韓国内外で反日活動の先兵となっているのは常軌を逸した反日教育によって洗脳された若い世代の韓国人で、彼らによる日系住民への直接攻撃が始まっているといいます。
北米では韓国人子女が「日本人は悪辣な民族だ、韓国人を殺して苦しめた」と叫んで日本人子女に唾を吐きかけたり、集団で囲んで謝罪を要求し、泣き出すまで追いつめるといった事態が発生しているそうです。
オーストラリアでは、日本人の母親が幼い娘を連れて韓国人が経営するシドニーの日本食レストランに入ったら、韓国人のウエイターが水の代わりに熱湯をだし、
それを水だと信じてストローで飲んだ娘が「熱い!」と叫んで泣き出し、喉をやけどした娘をみて慌てた母親が「水をくれ」と頼んでもなかなか持ってこなかったといいます。
山岡氏は外務省はこのような事態を重くみて、海外での邦人保護を真剣に考えなくてはならないと主張していますが、在外公館の動きはにぶいようです。
私の知り合いのオーストラリア在住の日本人は、現地の邦人が直面している慰安婦関連の問題について何度も日本大使館や領事館にメールを送っているそうですが、なしのつぶてで、ウンともスンともいってこないそうです。
そもそも慰安婦問題がここまで拗れたのは、外務省の怠慢、不作為が大きな原因で、本来ならば、その過去の失態を反省して、
この問題にもっと真剣に取り組むべきだと思うのですが、そのような兆候はないといいます。
このオーストラリアのAJCNにしても、アメリカで活動している日本女性有志の「なでしこアクション」にしても、
海外で中韓の団体と慰安婦問題で闘っている日系人の民間団体には、日本政府からは一銭の活動資金も出ていないそうで、
これほど重要な外交問題の解決を民間任せにして、支援もしない日本政府の冷淡さには驚かされます。
前述の日本人はオーストラリア駐在の日本人外交官は中国から金をもらっているのではないかと真顔で語っていましたが、
テレビに出演して中韓の肩を持つ発言ばかりしている外交官出身の評論家などをみていると、その可能性は十分にあるのではないかという気がします。
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