自民党は、LGBT問題に関して、党としての見解を以下の文書にまとめています。
わが党の基本的な考え方・政府への要望
http://jimin.ncss.nifty.com/pdf/news/policy/132172_1.pdf
議論のとりまめ
http://jimin.ncss.nifty.com/pdf/news/policy/132172_2.pdf
まず最初の「わが党の基本的な考え方・政府への要望」という文書ですが、第1項「歴史的経緯」で、次のように記しています。
”わが国においては、中世より、性的指向・性自認の多様なあり方について必ずしも厳格ではなく、むしろ寛容であったと言われている。明治維新以降、西洋化の流れの中で同性愛がタブー視され、違法とされた時期もあったが、歌舞伎の女形など性別に固定されないあり方を楽しむ文化が伝統芸能の中に脈々と息づいていることや、「とりかへばや物語」など中世文学作品が残されていることは、古来、わが国で性的指向・性自認の多様なあり方が受容されてきたことを示す一例として挙げられる。”
つまり、日本は西洋社会と異なり、元々、同性愛に対して寛容な国であったと主張しているわけで、日本でLGBT教をごり押しするアメリカ民主党政権に対する反論の意味が込められているのではないかという気がします。
そして「わが党の取り組み」の項では、「必要な理解が進んでいない現状の中、差別禁止のみが先行すれば、かえって意図せぬ加害者が生じてしまったり、結果として当事者の方がより孤立する結果などを生む恐れもある」
と野党の提唱するLGBT差別禁止法案に反対する立場を明確にしています。
野党案では軽い気持ちで「ホモってキモイ」といっただけで差別と認定され、罰則が科せられるのですが、そんなことになったら冗談も言えなくなるし、
当事者が周囲から腫物に触るように扱われて、逆に孤立する恐れがあるといっているのです。
実際、同性愛者に対する差別禁止法があるアメリカでは、表立って同性愛者の悪口を言えない分、同性愛者に対する陰口は凄まじいそうです。
また差別禁止法ができてから、同性愛者に対するヘイトクライムは減るどころか、逆に増加しているといいます。
次に「目指す方向性」の項では、「目指すべきは、カムアウトできる社会ではなくカムアウトする必要のない、互いに自然に受け入れられる社会の実現を図ることである」と主張しています。
これは非常に画期的な提言だと思いますね。
これまで日本でゲイリブ運動が根づかなかった大きな理由は、ゲイリブ活動家が日本人の国民性に合わないカミングアウト至上主義を唱えてきたからです。
その結果、日本では、ゲイリブ団体の幹部が若いホモにカミングアウトの重要性を説き、カミングアウトしないホモはまともなゲイとはいえないと教える一方で
その肝心のゲイリブ団体の幹部自身は、家族や職場にカミングアウトしていないというような滑稽な状況が続いてきたわけで、カミングアウトをめぐる不毛な議論はいい加減、止めるべきときが来ていると思いますね。
また、「性的指向・性自認の多様性を認め受容することは、性差そのものを否定するいわゆる「ジェンダー・フリー」論とは全く異なる」との記述もあります。
かってフェミ主導で行われた「ジェンダー・フリー教育」によって、教育現場が混乱した事実を踏まえて(「ジェンダーフリーとはなんぞや」を参照)、「ジェンダー・フリー」教育は二度と行わないと明言しているわけです。
LGBT活動家を自称するレスビアンにはフェミニストが多く、彼女たちがLGBT教育に名を借りて学校で「男女混合着替え」や「男女混合身体検査」のような非常識なことを繰り返すのではないかと危惧しているのでしょう。
上記の2番目の文書「議論のとりまめ」でも以下の文章を引用して、この点を再度、強調しています。
”「ジェンダー・フリー」という用語を使用して、性差を否定したり、男らしさ、女らしさや男女の区別をなくして人間の中性化を目指すこと、また、家族や雛祭り等の伝統文化を否定することは、国民が求める男女共同参画社会とは異なる。(『男女共同参画基本計画(第二次)』/内閣府)”
また「パートナーシップ制度については、国民の理解の増進が必要であるとし、その導入は時期尚早である」としています。
さらに学校におけるLGBTの児童・生徒のいじめ問題については、別紙の性的指向・性自認の多様なあり方を受容する社会を目指すための政府への要望の教育・研究の3項で、
「性的指向や性自認によるいじめも含め、「いじめ防止対策推進法」および「いじめ防止基本指針」に基づいた総合的ないじめ対策を一層進める」と述べています。
つまり、LGBTの児童・生徒を特別扱いせず、総合的ないじめ対策の枠内で対応するといっているわけで、民進党と協力してLGBT禁止法案を推進してきた、
「いのち リスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン」のような胡散臭いLGBT団体が利権目当てに教育現場に介入するのに歯止めをかける狙いがあるものと思われます。(「LGBT差別禁止法案とはなんぞや」を参照)
こうしてみてみると、自民党の提言は至極まっとう、現実的かつ常識的で、欧米のLGBT対策を盲目的に模倣するのではなく、
日本独自の歴史、文化、伝統を踏まえて、日本の実情、国民性に合った対策を提案していることがよくわかります。
自民党はこの提言に基づいて、LGBT理解促進法の立法化を推進する予定だそうですが、
現在の与野党の力関係からみて、野党提案のLGBT差別禁止法案ではなく、この与党提案のLGBT理解促進法が採択されるのは確実と思われます。
まあ本音をいえば、このような法律がないのが一番なんですけどね。
現状でも、われわれ一般当事者はなに不自由なく生活してるし、別にノンケの皆さんに理解してもらいたいなんて思ってないしw
それでも反日パヨク勢力と結託した被差別利権目当ての自称LGBT活動家たちが、LGBT被差別民化を着々と推し進めている現状をみれば、何らかの歯止めは必要で、この自民党案がその役に立ってくれれば嬉しいです。
本日のつぶやき
人権大好きの朝日新聞は、僕の出自を差別的に記事にした- 橋下徹 通信
PRESIDENT Online 2016年06月13日 08:30
http://blogos.com/article/179201/
普段は人権、人権といいまくっている人権派が、一番人権侵害をやりまくる典型例。僕の出自を差別的に記事にした週刊朝日。ここは人権大好きの朝日新聞の100%子会社。そしてこの記事が出たときに、面白い!! と大はしゃぎしていたのが、自称人権派の有田芳生参議院議員。弁護士会も、部落解放同盟もだんまりだったね。人権派なんてしょせん、こんなもの。
つぶやき2
サーチナとかレコードチャイナの記事に中国人観光客が日本にやって来て、日本の街が清潔なことに感動したとかいう話がよくあって、もうひとつピンとこなかったんだけど、去年の暮、上海に行ってわかった。
本当に汚いんだよねw 街中の建物、道路、地下鉄すべてに垢がこびりついてる感じ。
そういえば、中国旅行をした母も「本当にババッチィところよ」といってた。