☆ジンカからアルバミンチへ
当初の計画では、ムルシ族の集落を訪問した翌日の月曜日にジンカからトゥルミまで移動して、バンナ族によく似たハマル族が集まるトゥルミの月曜マーケットを見物し、
その翌日の火曜日にトゥルミの近くの村メディカで開かれるやはりハマル族の集まる火曜マーケットを見物したあと、ジンカかコンソに戻るつもりでいました。
しかし問題がありました。ジンカからトゥルミへ行くバスは週に3回、火、木、土曜日に出るだけで、トゥルミでマーケットが開かれる月曜日はバスが無いのです。
そのため、もし月曜日にトゥルミに行こうと思えば、車をチャーターするかヒッチハイクするかの二択しかありません。
エチオピアの場合、ヒッチハイクといってもタダで乗せてくれる車は殆どなく、物資を輸送するトラックの運転手と交渉して金を払って荷台に乗るというのが大半だそうですが、
この齢でヒッチハイクをするのはシンドイし、かといって一人で車をチャーターする金もありません。
結局、考えたすえトゥルミに行くことはあきらめました。
その結果、ジンカにもう1泊することになりましたが、相当、疲労が溜まっていたこともあり、
最後の日は一日、デジカメの充電をしたり、溜まっている洗濯物の洗濯などをして一日のんびり過ごしました。
翌日の朝6時頃、コンソに移動するためにGOHホテルの近くのバス乗り場に行きましたが、コンソ行きのバスが見当たりません。
代わりにアルバミンチ行きのバスが停まっていて、車掌が客の呼び込みをしていました。
最初は体調を考えて、コンソに1泊してからアルバミンチに向かう予定だったのですが、とっさの判断で、その日のうちにアルバミンチまで行くことに決めました。
ところがアルバミンチ行きのバスが中々、出発しません。
私は最初の客だったのですが、エチオピアのバスは満員になるまで出発しないのです。
結局、バスが満員になって出発するまで4時間半も待たされました。
もっともエチオピア慣れしてきたのかそれほどイライラすることもなく、今日中にアルバミンチに着けばいいやと考えていましたが。
やっと出発したバスの乗客の中で外国人は私一人。興味をもったエチオピア人の乗客が話しかけてきたり、食べ物や飲み物、チャットまで勧めてくれたりみんな親切で、楽しい道中になりました。
エチオピアに来てから行く先々の町でホテルを一歩出た途端、ホテルの前で待ち構えている男たちが声をかけてきて、
しつこくつきまとってくるので、しまいには用があるとき以外はホテルから出なくなったのですが、
このときのバスの乗客は観光客にたかって金を巻き上げようなどとはみじんも考えていないごくふつーのの庶民ばかりで、
旅の最後で彼らと交流が持てたことでエチオピア人に対する印象がだいぶ改善されたのは良かったと思います。
このジンカからアルバミンチへのバスでの移動中に面白い出来事がありました。
バスの車掌は小柄だけど筋肉ムキムキの若い男で、彼がバスのドアの横の金属製のフレームに半ケツで腰かけていたので、その写真をつい撮ってしまったのです。
それをほかの客が見ていて車掌に言いつけたのですが、車掌は怒るかと思いきや、全然、怒らず、
アルバミンチに着いてバスを降りたとき、握手を求めるふりをして私の手を握ってきて、人差し指で私の手の平をこちょこちょくすぐったのです。
これは万国共通のサインで「俺はその気になってるぜ!」という意味です。
考えてみたら、この車掌は移動中に何度もシャツを着かえ、上半身裸になっていたのですが、あれは筋肉ムキムキの身体を乗客に見せつけるのが目的だったのではないかという気がします。
半ケツになったのも、若い女性の乗客が座っている目の前で、わざと尻を出して彼女を挑発していたのではないかと思います。
若い女性の乗客はその挑発に乗らず、彼を無視していたのですが、代わりに彼女の後ろの座席に座っていた私が反応して写真を撮ったので、
「えっ、なに? 俺に興味あんの? だったら相手するぜ」
ということになったのだと思います。
彼とは結局、何事もなくアルバミンチのバス乗り場で別れたのですが(ワキガがもの凄くて。。。)
その後、アルバミンチから飛行機でアディスに戻り、帰国の途に就きました。
今回の旅行では欲張ってエチオピアの北部と南部を一度に回ったのですが、広いエチオピアを一回の旅行で見て回るには無理があって、北部の旅も南部の旅も中途半端なものになってしまいました。
特に南部は想像していた以上にディープなところで、少数民族をじっくり見て回ろうと思ったら、金も時間もかかることがわかりました。
今回はバンナ族とかムルシ族とか初心者向けの少数民族しか見ることができなかったのですが、魅力的な部族ほど交通の不便なところに住んでいるので、
彼らと会おうと思えば、事前にしっかりと計画を立て、4WDをチャーターする必要があるのです。
以下に今回、見ることができなかったエチオピア南部の面白い少数民族をいくつか紹介します。
●ボディ族
ボディ族はムルシ族と同じナイロート系の部族で、ムルシ族の居住地域からもう少し奥地に入ったところに住んでいます。
ボディ族では、男は太っているほど美男とされ、若い男は若い女性の気を引くために家畜の血やミルクを大量に飲み、蜂蜜をたくさん食べて一生懸命太るそうです。
祭りの日には、デブ・コンテストも開かれるそうで、デブ専には理想郷かもしれません。
●スリ族
スリ族の子供たちは顔にペイントし、頭を草花で飾る非常に奇抜なおしゃれをすることで知られています。
一方、スリ族の若者たちは、ドンガと呼ばれる2メートルもの長さの木の棒で闘う競技を好み、このトンガはしばしば真剣勝負となって死人が出ることもあるそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=q_bT47aoruw
「エチオピア周遊」おわり
本日のつぶやき
CatNA @CatNewsAgency · 13時間13時間前
【必見】アイヌ協会=差別利権団体
・アイヌ利権の一部は文化交流の名目で国内外の反日活動へ
・国民の税金を使い日本の根拠なき加害行為を世界に喧伝
・中国や北朝鮮がアイヌに接近
・アイヌ側が部落や在日を引き入れた
・日教組、労組も加わる
https://www.youtube.com/watch?v=HRUNvHIEzig …
本日のつぶやき2
パナソニック、同性婚認める方針 就業規則、対象拡大へ
朝日新聞デジタル2016年2月18日11時50分
http://www.asahi.com/articles/ASJ2L35G5J2LPLFA001.html
同性カップルを異性の夫婦と同じように扱うとのことだが、法律に基づいて結婚しているわけではない同性カップルを夫婦として認めるのであれば、同棲しているだけの異性カップルも同様に扱わないと整合性が取れないと思うのだが。