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Channel: ジャックの談話室
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イスタンブールの休日(6)

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☆ トプカピ宮殿
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イスタンブール6日目は、前日、行きそこなったトプカピ宮殿の見物。

前日、ラマダンのせいで午後からしか入場できないと聞いたので、入場開始時間の午後一時半にタクシーで宮殿前に着いたら、なんと切符売り場の前は長蛇の列。

列に並んでいるのは殆どがトルコ人で、ラマダンで入場時間が短縮されていることに加えてその日は土曜日だったので、行列が長くなったみたいです。

イスタンブールはまだ6月なのに暑い日が続いていて、その日も30度を超える暑さで、炎天下に長時間、並ぶのはシンドイなと思いましたが、折角、来たのだからと列に並ぶことに。
結局、切符売り場の窓口までたどり着くのに50分きっかりかかりました。

切符売り場の窓口は6箇所あって、両端の窓口では行列に並んでいない人々がチケットを買っています。
宮殿の運営側とコネがあるらしい旅行会社のガイドが自分が連れてきた客を優先的に窓口に案内して切符を買わせているようなのです。
列に並んでいる人間の間から「なんで列に並ばないでチケットが買えるんだ!」と抗議の声があがり、ガイドらしい男がそれに言い返し、激しい言い争いになりました。
トルコ語で言い争っていたので、何を言っているのかわたしには理解できませんでしたが。
わたしのもっている古いバージョンのガイドブックには、入場料は25リラと書いてありましたが、40リラに値上げされてました。
さらにハーレムを見ようと思ったら別料金で、別途20リラを払わなければなりません。
ハーレムというのは、名前のとおり、宮殿の内邸の女性たちが住む一画で、以前、来たときは特別料金は取られなかったので見たおぼえがあるのですが、
あまり印象に残ってないところをみると、大したところではないだろうと判断して、今回は入りませんでした。
で、久しぶりに見たトプカピ宮殿、入場料が高くなっているわりには、陳列物が貧相で、かって見た中国の膨大な陶磁器のコレクションや映画『トプカピ』に出てきた柄に大きなルビーが嵌っている有名な短剣などは見当たりませんでした。

単にわたしが見つけられなかっただけかも知れませんが、以前は嫌でも目に付くところに陳列してあったのです。

というわけで、消化不良のまま宮殿を出て、後方のアヤソフィアにいってみたら、ここもチケット売り場の前に長い列ができています。

アヤソフィアは、ビザンチン時代はギリシャ正教の大聖堂だったのが、1453年のメフメット二世のコンスタンチン攻落でモスクに変えられました。

その後、ずっとモスクとして使われていたと思っていたのですが、現在は博物館になっていて20リラの入場料を払わないと入れなくなっているのです。

モスクは入場は無料なので、博物館に改造して入場料を取れるようにしたのかもしれませんが、また炎天下に小一時間も行列に並ぶ気にはなれなかったので、アヤソフィアはパスしてホテルに戻ったのでした。


☆ ジハンギール・サウナ(Cihangir Sauna)

今日はこのサウナに行きました。

これ以前に行ったヌール・ハマムもフィルザガ・ハマムもゲイハマムとはいいながら、基本、伝統的なトルコ風呂で、ゲイ向きに作られているわけではないので、ヤルとことろはトイレしかなかったりするのですが、

このジハンギール・サウナは、ハマムではなくサウナと名乗っているところからもわかるように、最初からゲイの客向けに作られている本物のゲイサウナでした。

入場料はロッカーが40リラで、個室が50リラ。個室にはベッドが置いてあって、気に入ったタイプの客を連れ込んで、施錠して楽しめるようになっています。

設備には、西洋式のサウナ室に加えて、スチーム室にダークルームまであり、あちこちに男性の裸のトルソーの像が置かれてあったりして、日本や欧米のゲイサウナと変わりありません。

ここはいわゆるデブ専&老け専サウナみたいで、大砂嵐みたいなのが、通路の壁に沿ってズラっと並んで立っているのは壮観でした。

人がいっぱい入っているダークルームは、それほど暗くなはなく、やっていることはちゃんと見えるのですが、トルコ人は行為を人に見られることは気にならないようで、派手に盛っていました。

奥の方ではデブのオッサンが4人繋がって、いっせいに腰を振っていました。

経験者によると、デブは尻の肉が分厚いので、バックをやる場合、中々入りにくく、入ってもすぐに抜けてしまうそうですが、トルコ人はデカマラなのでデブでもちゃんと届くみたいです。

パン、パンと派手な音を立てて相手を掘っている男。大理石の台の上に仰向けに寝転んだデブに跨って腰を振る毛深いオッサン、二人だけの世界に浸ってキスし続けるカップル、そんな連中の横で世間話に興じるジイサンたち、

若い頃に行ったカイロのゲイハンマームでは、若い男(大半は兵士)が多かったこともあって、どっちが先にヤルかで喧嘩したりして、殺気立った雰囲気でしたが、

ここは客の年齢層が高いせいか和気藹々で、ヤッてることはけっこうハードなんだけど、全体にリラックスした雰囲気でした。

というわけでトルコ人の好色ぶりをたっぷりと拝見させてもらったのですが、今回、行った3軒のゲイハマム(サウナ)の中ではここが一番、面白かったです。

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続く

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